なぜ、N波動なのか ~「どの波を見るか」を決めるまでの話~

前回、8連敗の総括記事で「次からN波動を使ったトレードルールの優位性を検証していく」と書いた。

書いた後で気づいた。なぜN波動なのか、一言も説明していない。

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FX歴はもう10年近くになる。ダウ理論、移動平均線、エリオット波動、グランビルの法則、ブレイクアウト。名前と理屈だけは、一通り知っている。

知識はある。でも勝てない。

8連敗した後、その知識を並べ直してみた。「勝つために本当に必要なものは何か」を、知ったかぶりを抜きにして考え直した。

出てきたのは3つだった。

  • トレンドに順張りすること
  • 押し目買い、戻り売りを狙うこと
  • エリオット波動でいう3波を取ること

言われてみれば当たり前だ。逆張りより順張り、天底を狙うより押し目・戻りを狙う方が分がいい。そして伸びるのは大抵3波。知識としては、もう何年も前から知っていた。

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じゃあ、なぜこの当たり前を今まで実践できなかったのか。

答えは単純だった。「どの波に目をつけるか」を決めていなかったからだ。

毎朝、トレードプランを考える時、「今日はこの波を基準にトレードする」とシナリオを立てる。パッと目についたトレンドらしき波を見つけて、その押し目・戻り目でエントリーする。最終的には短期足のダブルトップやダブルボトムで判断することが多かった。

でも、多くの市場参加者が同じところを見ているポイントでないと反発しない。それだけでは勝てない。結果を見れば一目瞭然だった。成功は1〜2割、失敗が8割。

場当たり的に短期のチャートパターンやインジケーターのシグナルだけを見ていても勝てない。波の選び方自体が間違っていたのだと、そこでようやく気づいた。同じチャートを見ても、勝っているときの自分と負けているときの自分では、違う波を見ていたのだ。

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順張りも押し目買いも3波取りも、狙う「波」を先に定義しないと、そもそも再現性のあるルールにならない。

だから、遠回りに見えても、まずは波の定義から検証することにした。それがN波動だ。

N波動というのは、安値→高値→安値→高値と、アルファベットのNの字を描くように値動きが進む形のことを指す。エリオット波動の1波・2波・3波も、突き詰めれば小さなN字の連なりでできている。

一番シンプルな形からルールを組み立てられるはずだと思い、まずはここを暫定ルールにしてみた。

正直、これで勝てる確信はまだない。ルールと呼ぶにはまだ穴だらけだし、本当に意味を持つのかも、検証してみないと分からない。

それでも、毎朝「今日はこの波」とその場しのぎでシナリオを立てていた頃よりは、確実にマシなところに立てている気がする。

次の記事から、このN波動の定義を使って実際に過去のチャートを検証していく。

※本記事は個人のトレード記録・見解であり、投資助言・利益を保証するものではありません。FX取引は元本を割り込むリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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