負けた。また負けた。
9月に入ってから、ドル円とユーロドルで、気づけば8連敗していた。
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FXと出会ったのは2016年。途中2、3年、まったく触れない時期もあったけど、かれこれ10年近くこの世界にいる。
直近の3年は、スイングもデイトレもスキャルピングも、手当たり次第に試してきた。勝ったり負けたりしながらも、負ける方が圧倒的に多い。勝率は、たぶん1割程度。
丁半博打以下だ。
いっそのこと、エントリーの買いと売りのボタンを入れ替えた方がいいんじゃないか、と自分でも思う。
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それでも、たまに勝つ。
勝つと、「この手法でいける」と本気で思う。根拠なんてほとんどないのに、なぜか確信だけは一丁前にある。
そして次のトレードから、また全く勝てなくなる。損切り、損切り、損切り。9月に入ってからの2週間は、こんな調子だった。
- 「ダブルトップ完成」と思って売ったら、即座に逆行
- レジスタンスとサポート目前で何度も壁打ちして負ける
- レンジブレイクしたと思って飛び乗ったら、ダマシに遭って逆行
- 負けを取り戻そうと短期足をガン見して、レンジの中で損切りを繰り返す(完全にヤケクソ)
エントリーしては損切りする。それだけの毎日に、さすがに嫌気が差した。
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でも本当にやばいのは、負け続けていることそのものじゃない。エントリーする前に自分が考えていることに気づいたときだった。
「このエントリーに優位性があるか」ではなく、「エントリーするかしないか」。それだけ。相場と向き合っているようで、実際は自分の気分と向き合っているだけだった。
手法のインプットはしてきた。ネットのブログやYouTubeで良さそうな手法を探し、「このブロガーはこういう法則でエントリーしている」と自分なりに考察して、ルールらしきものも作ってきた。それ自体は10年近く続けてきた。
でも、そのインプットとアウトプットに費やした時間は、一度も成果として返ってきたことがない。普通の仕事みたいに、頑張った分だけ時給が発生するわけでもない。
それどころか、エントリーチャンスを待ってチャートに張り付いている時間も、エントリーした後に値動きが気になって私生活がおろそかになる時間も、全部無駄になる。
バックテストという方法があることは知っていた。でも、地味だし面倒臭い。感覚と考察だけで作ったルールを、確かめもせずにそのまま実戦に投入する方が楽だった。だから、自分で作ったそのルールが本当に優位性があるのか、過去のチャートで一度も検証してこなかった。
ルールを作って終わり、検証はしない。そこがずっとおかしかった。
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投資系YouTuberの動画や、書店でよく見かけるようになった投資本でも、FXのような短期売買についてはよく同じ言葉を見かける。
「ギャンブルだからやめておけ」
正直、この2週間の自分を見る限り、その通りだと思う。ルールの優位性も確かめず、気分でエントリーを繰り返していたのだから、ギャンブルと呼ばれても仕方がない。
だけど、これで結果を出すまではやめるつもりがない。
2、3年、生き残ってこられたのは、腕があったからじゃない。損切りだけは徹底していたし、ロットも小さくしていた。たまに勝つときは1回で50pipsくらい取れていたから、それでなんとか持ちこたえてきただけだ。
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というわけで、今まで散々避けてきたバックテストを、自分でやることに決めた。
シンプルなルールを一つ決めて、過去のチャートで勝率を出す。その勝率を実際のトレードが上回ったときだけ、実行する。上回らなければ、ルールを作り直す。
地味だし、時間もかかる。それでも、ローソク足の動きに一喜一憂して、勝ったと思った次の瞬間に反転して損切りする、あの精神的な消耗と、チャートに張り付き続ける肉体的な疲れに比べたら、よほどマシなはずだ。
次の記事から、N波動を使ったトレードルールの優位性を検証していく。
※本記事は個人のトレード記録・見解であり、投資助言・利益を保証するものではありません。FX取引は元本を割り込むリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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